健康の秘訣は笑いにあり

健康を維持する上で大切なのはもちろん、食事と運動です。

もう1つ忘れてはいけないものは、“笑い”

以前から言われていることですが、笑いには病気の予防や不調の改善など驚くべきパワーがあります。

笑いが増えると自然と健康になることができるのです。

笑いでストレス減少

笑いの頻度が少ない人ほどストレスを感じることが多く、うつ症状が出やすいと言われています。

一度、うつの方の表情を思い出していただければわかると思いますが、

うつの方は無表情で、どちらかというと暗い表情の方がほとんどです。

無表情や暗い表情では、明るいことを考えられないどころか、暗いことしか考えられなくなります。

それではうつを抜け出すことができません。

しかし笑いは違います。

笑うことで明るい気持ちになることができるのです。

笑うことによりストレスホルモンの値を下げることができたという研究結果があるくらい、笑いはストレスを減らしてくれます。

ストレスを少しでも減少させるためには笑う頻度を多くすればいいのです。

免疫機能UP

笑うことによって、ナチュラルキラー細胞（NK細胞）と言われる免疫に関係する細胞が活性化します。

NK細胞は体に侵入してきたウィルスやがん細胞と戦う細胞です。

しかし、ストレスがかかるとNK細胞の機能は著しく低下してしまいます。

逆に働きすぎると免疫疾患を起こしてしまうのですが、

笑うことでNK細胞が正常範囲で働ことがわかっています。

日常生活を見ても、笑顔で明るい人は元気いっぱいで病気知らずです。

しかし、一度気分が落ち込むとガクッと調子を崩してしまうこともあります。

これは、落ち込むことにより免疫機能が低下するためです。

認知症を予防

笑いの頻度が少ないと認知機能が低下しやすいと言われています。

逆に、笑いの頻度が高ければ認知機能は低下しにくいということです。

これは笑うことにより脳が活性化されて血流量が増えるから。

また、笑いは多くの場合、人との関わりの中で生まれます。

人と関わることで幸福を感じ、オキシトシンの分泌量が増えます。

オキシトシンは幸福ホルモンと呼ばれ、認知症の予防に効果があるといわれているホルモンです。

友人や家族で笑い合い、会話をすることで認知症を予防することができます。

作り笑いでもOK

おもしろいという感情が笑いの表情をつくるのか、笑いの表情がおもしろいとおう感情を作るのかの議論はこの際置いといて、作り笑いでも効果があります。

これは、表情筋をコントロールする脳の機能と常道に関わる脳の機能が密接に関わっているからです。

そのため、笑った顔をつくると面白くて笑っていることと同じことになります。

表情を作ると表情通りの感情が起こるわけです。

怒った顔であれば起こった気持ち、悲しい顔なら悲しい気持ちといったように。

だから、作り笑いでも笑った表情をすることで気持ちまで面白くなってくるのです。

健康のためには笑うことは大切。

つらすぎて笑えないという人もいるかもしれませんが、無理をしてでも笑顔を作ってみてください。

https://ishikawa-clinical.com/expression-is-first-or-feelings-are-first/

いしかわ

鍼灸師/柔道整復師

自身の不眠症経験を元に、不眠症改善プログラムを完成させました。 不眠症改善に特化した整体院を開業以来、多くの方にご来院いただいています。