不眠が体に与える悪影響
睡眠不足が続くと体に様々な異常が起こります。
これは集中力の低下やによる作業効率の低下といった目に見えるものだけでなく、
体の内部の機能にまで影響を与えてしまうのです。
今回は睡眠不足が体に与える影響を解説していきます。
睡眠の機能
寝ることはとても気持ちがいい行為ですので、大好きな方が多いと思います。
その一方で、睡眠時間がもったいない。寝る時間があれば仕事や趣味に捧げたい。という方や、
不眠で寝たいけど眠れないというかたもいらっしゃると思います。
このブログを読まれている方のほとんどが、眠りたいのに眠れない人でしょう。
睡眠は体にとっては欠かすことのできないことです。
人間だけでなく、動物でも。
進化の過程で睡眠をなくせた動物がいないほど、人間動物含め生物にとって睡眠はとても大切です。
睡眠にはちゃんと意味があります。
睡眠時間が不足した状態が慢性的に続くと、頭がぼーっとして疲れやすくなったり、なんだかすっきりしなくてストレスもたまりやすいと思います。
その他にも人によっていろいろな症状が出てしまうこともしばしば。
それくらい、睡眠不足は脳のパフォーマンスだけでなく、体のパフォーマンスを低下させてしまうのです。
睡眠には役割が大きく3つあります。
記憶の定着
睡眠を取ることで記憶が定着します。
一夜漬けするよりも、勉強した後に睡眠をとった方が記憶しているという実験結果もあるほど記憶に関係しています。
かつては四当五落なんて言われたほど、睡眠をとっていない=勉強していると思われがちですが、
睡眠をとっていないほど記憶できていないのです。
また、睡眠をとることによって脳のパフォーマンスが上がるということも証明されています。
徹夜明けの状態では疲れが残りしっかりと頭が働いてくれません。
これは脳のパフォーマンスが著しく低下しているためです。
アルツハイマー病にかかりやすくなると言われるくらい睡眠不足は脳の機能に影悪影響を及ぼします。
睡眠をとらないと集中力も続かず効率の良い勉強はできません。
勉強時間確保のために睡眠時間を削って質の悪い勉強をするのは本末転倒です。
やはり効率よく勉強するためには睡眠が欠かせません。
免疫機能
睡眠をとらないと、免疫機能が低下し、全身の機能を正常に維持することができなくなります。
細菌やウィルスから体を守る免疫力が低下してしまうと、感染症にかかりやすくなってしまいます。
免疫力さえしっかりしていれば感染しないような細菌が感染症を引き起こしてしまう日和見感染も起こりかねません。
寝不足になると体調を崩しやすくなるのはこのせいです。
長期間にわたる睡眠不足や不眠は体に深刻な影響を与えます。
眠れなくても死なないよと気軽に言われるかもしれませんが、睡眠不足が本気で死の原因となることもありますので気をつけたいところです。
精神機能の維持
寝不足が続くと気持ちが明るくなることはありません。
若いときの徹夜明けのときはなんだか気分が良く、ナチュラルハイだったかもしれませんが、
不眠による慢性的な寝不足はナチュラルにローテンションになります。
朝起きたときに雨が降っていて、暗い空を見たときの気分の落ち込みの数十倍、数百倍落ち込みます。
睡眠はうつ病と関係していると言われています。
睡眠不足になるとうつ病にかかりやすく、うつ病になると睡眠障害が生じるのはそのためです。
ただ、しっかりと睡眠をとることができれば不調は改善します。
それくらい睡眠は精神機能に影響していると言うことです。
まとめ
睡眠は人間にとって非常に大事です。
睡眠が原因で免疫力が下がったり精神機能が低下してしまうと病気にかかりやすくなってしまいます。
健康に長生きするためには、できるだけ早く眠れるようになることが大切です。
眠れないことにより病気にかかってしまう場合、どんな症状がでるかは人それぞれですが、
最近では遺伝子によってかかりやすい病気がわかります。
事前にかかりやすい病気を知っておくことで不眠で調子を崩しても、不調が起こりやすい場所さえ知っていれば対処ができる場合が多いです。
一度検査でかかりやすい病気を検査しておくことをおすすめします。