不眠

不眠症で睡眠薬が効かない本当の原因

iclinic78

夜に眠れない人「睡眠薬がきかない。 もっと長く寝ていたいけど途中で目が覚めてしまう。睡眠薬がきかない理由を知りたい。睡眠薬をやめたいけどどうやってやめたらいいかわからない。具体的な方法を教えてほしい。」
こういった疑問に答えます。

本記事の内容

  • 不眠症の原因は、体中に力が入って眠れなくなるから。
  • 体の緊張とは?
  • 筋肉の緊張を弛緩させるためには

この記事を書いている私は、大阪で不眠症改善に特化した整体院をしています。

心療内科での勤務経験と自分自身も不眠症で苦しんだ経験があるため、不眠症の方のつらさを十分に理解しているつもりです。

周りからは理解してもらえない不眠症のつらさですが、一刻も早く不眠から解放されて普通に眠れていた頃の日常を取り戻すお手伝いができればと思います。
3分で読める程度でまとめました。記事が不眠に悩む皆さんのお役に立てば幸いです。

不眠症の原因は、体中に力が入って眠れなくなるから。

前回の記事でも書いたように、体に力が入ってしまうことで不眠になることがあります。

そのことに気付かれず、睡眠薬の量だけが増えて睡眠薬を飲んでも眠れなくなる人がかなり大勢いるのが現実です。

体に力が入っていることを無視して睡眠薬を飲み続けるだけでは眠れないのは当然です。

睡眠薬は脳に作用して眠気を誘発する物。

体の力が抜けずに覚醒状態の体に睡眠薬を入れても何も起こりません。

だから眠れないのです。

眠れたとしても、途中で目が覚めてしまったり、自然の睡眠の感じとは全く別物のため眠った感じがしないことも多いと思います。

しっかりと不眠の原因である体の緊張を取らなければ、不眠の改善はありません。

不眠の原因になる体の緊張とは?

人間は本能的に身の危険を感じると反射的に筋肉が緊張します。

例えば、急に後ろから肩をたたかれてビクッとなり身をすくめた経験が1度はあるのではないでしょうか。このとき、筋肉が緊張するのを感じたり、呼吸が一瞬止まった感じがしたかもしれません。これは、危険に対する反射的な防御反応です。

身の危険を感じたとき、体の緊張はすぐに感じることはできますが、筋肉が緩んだことを感じることはなかなかできません。

それは、筋肉が緊張するのに比べて、緩める方が難しいからです。

体の筋肉が緊張すると、不眠症が起こったり、心理状態に影響してイライラしやすくなります。特に首や肩甲骨の間の筋肉が硬いと不眠、イライラがひどくなるのです。

だから首や肩甲骨の間の筋肉が緩んでしまえば不眠や心理状態は安定します。

心の緊張は体の緊張であり、体の緊張は心の緊張でもあるのです。

不眠で心療内科に行くと、気持ちを落ち着かせる薬が処方されるのはそのためです。

体の緊張の原因

体が緊張する原因はたくさんあり、人によってそれぞれ違います。
それぞれですが、中でも原因となりやすいものは以下の4つです。

  • 精神的なストレス
  • 不眠
  • 既往歴(過去にあったけがや事故、病気など)
  • トラウマ

こんなことで?と思うかもしれませんが、こんなことでも原因になります。
特に、既往歴は見落とされがちですが、とても睡眠に影響を及ぼしやすいです。

昔ぎっくり腰になったとか、膝が痛くて歩けない時があったなど、現在は特に問題がない場合でも古傷が体を緊張させてしまい睡眠の質を落とす原因になっていることがあります。

実際に古傷を治療することによって不眠が改善する例がたくさんあるのです。

それは、古傷を治す→体がリラックスする→睡眠の質が上がる、からです。

それだけ体の緊張は睡眠にとって良い物ではありません。

 

筋肉の緊張を緩めリラックスするためには

筋肉を緩めることで、心も体をリラックスさせ睡眠を深くすることができます。

筋肉を緩めて体と心をリラックスさせるにはいろいろな方法があるため、いくつか紹介します。

呼吸

筋肉を弛緩させるために簡単な方法は、呼吸です。

筋肉と呼吸はお互いに関係しています。

呼吸は肋間筋や横隔膜などの筋肉の緊張と弛緩によって起こるのです。

そのため、筋肉が緊張している場合は上手く呼吸ができなくなり呼吸が浅くなります。

浅い呼吸は体をリラックスさせることができず、不眠を悪化させる原因に。

そのため、呼吸を整えることで筋肉が緩み、体がリラックスすることができるのです。

実際、ひどい不眠の場合は横隔膜が硬くなっていることが多く、横隔膜を緩めると不眠症が改善されるケースが多く見られます。

イメージングリラクゼーション

ベッドや布団に横になり、晴れた暖かい日に野原に寝そべっているイメージでリラックスする方法があります。

できるだけリラックスできる姿勢で行ってください。大の字に寝てもいいですし、お腹に手をおいてもいいです。リラックスできる姿勢を作ったら、晴れた草原をイメージしながら深呼吸を行います。

深呼吸は前回のブログでも書いたとおり、“鼻から吸って鼻から吐く”深呼吸を行ってください。
このときに快い気分が得られれば、心がリラックスした状態であると同時に、筋肉の弛緩も生じています。

整体

体の緊張を自分自身で緩めるには限界があります。
そのため体の構造を知り尽くしたプロに任せることが不眠を改善させるために安心で確実な方法です。

例えば横隔膜を緩めるのであればしっかりとしたゆるめ方がありますし、背中の筋肉や首を緩めるためにもしっかりとしたやり方があります。

自己流でやるとやり方を間違えて逆に悪化してしまう原因にも。

そうならないためにもプロに任せることで、自己流で改善を目指すよりも早く確実に改善します。

筋肉が弛緩すると

体の筋肉が弛緩して体がリラックスすると、まず睡眠薬の効きが良くなります。

これは重要なことで、

睡眠薬の効き目が良くなる→眠りやすくなる→睡眠が深くなる→自信がつく→薬を減らす

という過程で不眠を改善することが可能です。

不眠というと死ぬまで睡眠薬を飲み続けなければいけないと思われがちですが、しっかりと改善できれば睡眠薬に頼らなくても自然に眠れるようになります。

今現在不眠でお悩みで、“できるだけ早く不眠を改善したい”“一日でも早く睡眠薬をやめて自然に眠りたい”“眠れていた時のあの頃に戻りたい”という方のお役にたてれば幸いです。
https://ishikawa-clinical.com/how-to-improve-insomnia-in-a-short-time/

ABOUT ME
いしかわ
いしかわ
鍼灸師/柔道整復師
自身の不眠症経験を元に、不眠症改善プログラムを完成させました。 不眠症改善に特化した整体院を開業以来、多くの方にご来院いただいています。
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