よく眠れる枕を見つけるための3つのポイント
こんにちは、不眠セラピストのイシカワです。
眠りが浅い方、眠れない方からの相談で多いのが枕について。
一時期流行った低反発の枕がいいとか、枕を使わないのが一番良いとか、
いろいろ言われていて何が正解かわかりませんよね。
実際にいろいろ試してみても何が正しいのかわからないと思います。
今回はそんな枕のお悩みについて解説していきます。
枕を選ぶ上で大切なことは3つだけです。
1.高さはあまり関係ない
まず枕を選ぶ上であなたが気にするのは高さかとおもいます。
実際の相談でも枕の高さはどのくらいが良いですかという質問がとても多いです。
しかし正直に言ってしまうと、高さはあまり重要ではありません。
枕が高すぎて眠りにくい、低すぎて眠りにくい以外であれば、枕の高さをそこまで気にしなくて良いかなと言うのが正直なところです。
実際、横向きと仰向けでは快適な高さは違いますし、横向き仰向き両方を快適にカバーできる枕は存在しません。
ネットなどでは横向きと仰向き両方にカバーできるとうたっているものも存在します。
しかし実際使ってみても不快な感じで快眠できませんし、それを使っても眠れていない人がたくさんいるのが事実です。
だから枕の高さは枕を選ぶ上では気にしないでおきましょう。
では高さ以外になにを重視すればいいかと言えば・・・
2.高さよりも硬さを重視
正直、高さよりも硬さが大事です。
理想的な枕は、眠っている頭をホールドしてくれる枕。
ふにゃふにゃな枕では頭をホールドすることができずに眠っているときに無駄な力を使ってしまいます。
寝返りするときも頭が安定しないため、知らず知らずのうちに体に負担がかかる寝返りを行っているのです。
その結果として朝起きても疲れがとれていない気がすしたり、腰が痛くなったりしてしまいます。
だから枕には適度な硬さが必要なのです。
かといって、江戸時代に使われていたような木の枕では硬すぎて眠りにくいでしょう。
一番のオススメは、少し硬めの低反発枕です。
3.真ん中がくぼんでいるモノは・・・
最近の枕で多いのが、真ん中がくぼんでいるタイプ。
人によってはあれが良いと言う人もいますが、
基本的にはくぼんでなくてもいいかなと思います。
普通の枕であれば、頭が当たる部分は自然にくぼんで頭を支えてくれるからです。
最初から真ん中がくぼんでいる枕では自然に頭を支えることができません。
そのため、仰向けで眠る時に顎が上がってしまい、体の力を抜くことができなくなります。
これは眠りが浅くなるだけでなく、呼吸が浅くなり、寝ても疲れがとれない原因となるのです。
一方で、真ん中がくぼんでいない枕は自然に首と頭をサポートするので体に無駄な力が入りません。
まとめ
枕の議論は今までもこれからもずっとされていくと思います。
結局は1人1人の好みによりますが、高さや素材にこだわるよりも、
枕を使っているときの頭の安定感を重視するべきです。
ホールド感が大切です。
また値段が高いから良い枕とは限りません。
枕を選ぶ上でいちばん大切なことは、
安眠できること、寝て起きたときに疲れがとれていることです。
安眠できない、寝ても疲れがとれない場合は枕が合っていないのかもしれません。
あなたに合う枕を見つけましょう。