短期間で不眠を改善する方法

夜に眠れない人「夜寝付きがわるい…。 もっと長く寝ていたいけど途中で目が覚めてしまう…。もっと深く眠りたいのにいつも眠りが浅い…。睡眠薬をやめたいけどどうやってやめたらいいかわからない…。具体的な方法を教えてほしい。」
こういった疑問に答えます。

本記事の内容

この記事を書いている私は、大阪で不眠症に特化した整体院の院長をしています。

自分自身も不眠症で悩んだ経験があるため、不眠症の方のつらさを十分に理解しているつもりです。

周りからは理解してもらえない不眠症のつらさですが、一刻も早く不眠から解放されて普通に眠れていた頃の日常を取り戻したいことと思います。

※３分で読める程度でまとめました。記事が不眠に悩む皆さんのお役に立てば幸いです。

一般的な不眠症の原因とは

一般的に言われている不眠症の原因は、

• ストレス
• 体の病気
• 心の病気
• 生活リズムの乱れ
• 環境

と言われています。

でも、一口に不眠と言っても原因や症状は人それぞれ。

その中には治療する必要がなくしばらくすると自然に眠れるようになるものもあれば、早急に不眠の専門家に相談した方が良いケースもあります。

睡眠薬で改善しない不眠症の原因とは

不眠症は、不眠の原因が解消されればまた眠れるようになると言われがちです。

しかし、原因がなくなっても改善しない場合や、睡眠薬を飲んでも改善しない場合、そもそも不眠の原因自体が不明な場合があります。

そのときに考えなければいけないのが体の状態です。

不眠の方の多くは、体のどこかに力が入っている状態にあります。

意外かもしれませんが、不眠の方は体が緊張状態で、無意識のうちに体に力が入っていて、力を抜くことができません。

例えば、手を力いっぱい握りながら寝ようとしても眠れないはずです。

しかし、手を握るのをやめて寝ようとすれば割と簡単に眠れると思います。

だから、体の力を抜くことができなければリラックスすることができず、眠ることができないのです。

さらに不眠の人は、布団に入り眠ろうとすると無意識的に体中に力が入り、体の緊張がさらに高まります。

そのため、より一層眠れなくなるのです。

普通に眠れている人は、体の緊張が少ないですし、寝ようと思って布団に入っても勝手に体の力が抜けるので自然に眠れます。

体に力が入って眠れない原因の詳細は以下の記事をご覧ください。

• 昔の膝の怪我による不眠の症例
• 腰痛による不眠を改善した症例

自律神経だけが原因ではない

不眠の原因は“自律神経がおかしいからだ”とよく耳にするかもしれません。

確かに自律神経がおかしくなり不眠になっている方もいらっしゃいます。

しかし、自律神経が原因の不眠であれば睡眠薬は効くはずです。

実を言うと業界的に自律神経と言うのは便利な言葉のため、原因がよくわからない場合に、“自律神経のせい。”と言ってしまう先生は少なくありません。

自律神経のせいと言えば患者さんは納得しますから。

短期間で不眠症を改善する３つの手順

1, 体の力を抜く

先ほども書いたとおり、体の力が抜けなければリラックスして眠ることができません。

だからまずは体の力を抜くことが大切になります。

体の力を抜く方法として簡単な方法は、
肩を上げて、ぽんっと落とすことです。

ぽんっと落とすときに力を抜くことがコツです。

肩に力が入っているときや、ストレスがすごくてリラックスしたいときにやりましょう。

2, 呼吸を整える

筋肉の緊張と呼吸は相互に関係しています。

筋肉が緊張し体が硬くなると呼吸も浅くなるのです。

だから呼吸を整えることで筋肉を緩めることができます。

呼吸を整えるために有効なのが呼吸法です。

よく使われるのが腹式呼吸ですが、
多くの書籍には“口から吸って口から吐く”と書かれています。

しかし、口から吸って口から吐くと、息を吐くときに体が緊張してしまい、リラックスすることができません。

リラックスとは真逆の覚醒状態になってしまします。

ですから、口から吸って口で吐くのではなく、

“鼻から吸って、鼻から吐く”

これで完璧です。

数回行うと、体の力が抜けて気持ちが落ち着いてくると思います。

https://ishikawa-clinical.com/breathing-is-important/

3, できるだけ何も考えない

これは一番大切です。

大切ですが、何も考えないのはとても難しいこと。

気になることがあれば考えてしまいます。

人間ですから。

特に不眠の方は、

• 「今日も寝れなかったらどうしよう。」
• 「すぐに目が覚めたらどうしよう」
• 「不眠を改善できるかな」

などを考えてしまい不安になってしまいます。

そんな状況で“何も考えない”というのはできることではありません。

“楽しいことを考える”なんてもってのほかです。

もっと細かいところまで気になってきてしまいます。

だからそんなときは、目を瞑りながら“体のどこかに力が入ってないかな～”と感じてみたり、“手や足の指に触れずに指の形を感じてみたり”しましょう。

これを行うと、考えることから意識を離すことができるので、スっと眠れる場合があります。

しかし、しっかりと不眠の原因を見つけて改善するのが不眠改善の一番の近道です。

https://ishikawa-clinical.com/three-things-necessary-for-sleeping-pills-to-work/

https://ishikawa-clinical.com/relationship-between-respiration-and-insomnia/

いしかわ

鍼灸師/柔道整復師

自身の不眠症経験を元に、不眠症改善プログラムを完成させました。 不眠症改善に特化した整体院を開業以来、多くの方にご来院いただいています。