腰痛、肩痛、膝痛もその場で改善することができる治療の考え方
世の中にはいろいろな治療法、考え方があり、何が正解かわからないかもしれません。
それは患者さんだけでなく、治療家とでも思うことですからよほど深刻です。
いい治療法を勉強したいけれど、何を勉強したら良いかわからない、どこで勉強するべきかわからない。という人がいるのも理解できます。
しかし、自分はなぜ治療を仕事にしているのかを考えると、自ずと答えが見えてくるかもしれません。
治療の目的とは
患者さんの訴える症状を取り除くこと。
それが治療の目的ですよね?
であれば、患者さんが訴える症状を取り除くことができれば、治療方法は何でも良いと思います。
しかし、ただ単に背骨のズレを見つけて治療したり、硬い筋肉を探してマッサージするだけでは、その辺の整骨院や整体の先生と変わりませんし、施術していても何も楽しくありません。
しっかりとした治療技術を身につけ、“ここを治療すれば絶対に症状が取れる!”というポイントがわかると、救われる人が増え、自分自身も仕事が楽しくなるはずです。
治療の考え方
治療はシンプルであればシンプルであるほど良いです。
シンプルな治療とは、ただ単に筋肉をマッサージするだけやズレを正すだけということではなく、
“なんのために筋肉を緩めるのかズレを正すのか”と言うことをシンプルに考える。ということです。
どういうことかというと、
体を左にねじると右の腰に痛みがでるという場合、勉強をしすぎてシンプルに考えられない人は、
左にねじる筋肉は○○筋がこう作用して、拮抗筋の○○筋がどうの~とか、右が痛いってことは脳が云々・・・とか考えがちです。まぁそれはそれで大事です。が、
しかし、もっと簡単に、もっとシンプルに考えると、体を左にねじったときに右の腰に痛みがあるということは、体を左にねじれないということです。
体を左にねじるときにそれを邪魔している何か(骨や筋肉など)があるので、それを取り除いて体を左にねじれるように治療したら良いと言うことになります。
この場合、それだけで右の腰の痛みは改善するはずです。
体を左にねじれるように治療したら腰がさらに痛くなるのでは?と思うかもしれません。
しかし、左にねじるときに邪魔しているものがあって痛みが出ているわけなので、邪魔するものが無くなれば痛みもましになるのです。
同じように、体が左に倒せないのであれば、体が左に倒れるように治療すれば良い。
膝が伸びないのであれば、膝が伸びるように治療すれば良い。
当たり前のことですが、それだけなんです。
難しく考える必要は全くありません。シンプルな思考の積み重ねが良い治療につながります。
治療のポイントを探すために
体を左にねじるときに邪魔をしている何かを見つけるために用いるのが、モーションパルペーションです。
モーションパルペーションによりフィクセーションを見つけ出し治療をすることで、驚くような効果が出ます。
今現在治療に行き詰まっている方は、モーションパルペーションを身につけることで、世界が変わるかもしれません。
https://ishikawa-clinical.com/palpation-point/
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