施術について

体を良くするためにヒールを履かない選択は簡単です。しかし、ヒールを履いても支障が出ないようにするのが私たちの仕事です。

iclinic78

こんにちは、石川です。
私のところに初めて施術に来られる方の中には、他の整骨院や整体院に行ったのに改善せず、治るところを探してきている方がいます。

不眠でも、腰痛でも肩首の痛みでもそうですが、
前の整骨院や整体院で、
「腰痛を治したいならヒールを履くのをやめなければいけない。」
「首と肩のこりを治すには、スマホをやめなければいけない」
など、
「治したいのであれば、○○しなければいけない」
と言われた。と言って私のところに来院されます。
確かに○○をやめれば、症状がましになることはあるでしょう。
でも、やめることも大事だけど、やめなくても治る方法を考えて、改善に導くのも私たち施術家の仕事だと思うんです。

やめろと言うのは簡単

症状を改善させるために、何かをやめろというのは簡単です。
しかし、止められないこともありますよね。
ヒールを履くのをやめろと言われても、履きたいですよね。
私も革靴などのヒールのある靴を履くときがあるのですが、スニーカーの時とは見える世界が違う。
何だか自信が持てますし、窓にうつるシルエットがスニーカーや素足の時とは全然違います。
女性は特に、7~12センチくらいのヒールを履きますから、かなりの変化です。
150センチの人が160センチになれる訳ですよ。
3頭身だって7頭身になれます。
それをやめろというのはあまりにもひどい。
確かにヒールはあまり体には良くないですが、ファッションは我慢とか言いますし、いつまでもキレイでありたいのが女性です。
だから、ヒールをやめるよりも、ヒールを履いても大丈夫なようにすることが大事だと思います。
ヒールで症状が悪化するのであればヒールを履いても大丈夫なように、うまく体を使えるように施術をする、とか。
患者さんもヒールが体に負担がかかっていることは百も承知なわけです。
それをあきらめたくないから施術に来てるわけで、ヒールをやめろといわれに来ているわけではないと思っています。
ヒールをあきらめなくても症状を改善する方法を見つけることがプロじゃないか、と、思うわけです。
最近多いスマホの使いすぎもそうです。
たしかに肩こりの原因かもしれません。
しかし、それをやめろと言うのはやはり、あまりに世界が見えてなさ過ぎと言わざるをえません。
スマホはもはや生活と切っても切り離せないものです。
ホリエモンなどはもうパソコンでの仕事をせずにスマホだけで仕事をしています。
それくらいのスマホ社会でスマホをやめろという施術家はどうかしているかなと。
これも、スマホを使いながら肩こりが出にくい体を作っていくことが大切です。

調子が悪くなったら治せばいい

結局、生活にする上で切り離せない物、妥協したくない物はやめる必要はないと思っています。
改善を早めるために時間を減らしたり頻度を減らす必要はありますが、
正直言ってしまうと、調子が悪くなったら治せばいい。
と言うことです。
以前の私は、お酒を飲むと腰痛がひどくなったり、背中が張ってかなりしんどくなっていた時期があります。
そんな時は毎回整体で筋肉を緩めてもらって、体のしんどさをとってもらっていました。
お酒をやめるべきだなと思ったこともありますし、周りからやめろと言われましたが、
環境や自分の意志の弱さで大好きなお酒をやめることはできませんでした。
そこで思ったのが、調子が悪くなっても体を治せば楽になるから、調子が悪くなったら整体で治せばいいやん♪という結論です。
“飲むのはしょうがないとして、酒の量を減らす。
飲み過ぎてしんどくなったら、整体。”
これだと思いました。
“やめられないものはやめられないから、どうにか共存する方法を考える。”
この考え方が、私が患者様に対して、○○をやめろと言わない理由です。
やりたいことができない、やめなければいけない。と言うのはものすごくストレス。
調子が悪くなったら治せばいいんです。
気軽にいきましょう♪

ABOUT ME
いしかわ
いしかわ
鍼灸師/柔道整復師
自身の不眠症経験を元に、不眠症改善プログラムを完成させました。 不眠症改善に特化した整体院を開業以来、多くの方にご来院いただいています。
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