その場で症状を改善する治療に絶対に必要なこと
結果をだす治療とは?
治療において重要なことは、結果を出せるかどうか。だと考えています。
結果というと患者さんの目線、施術者目線で違いますが、
基本的には患者さんの「痛み、シビれ、動き、体がだるい。」
といった苦しみを取ること。
保険診療であれば、結果を出さなくても「明日また来てください」で患者さんは来るかもしれません。
しかし、自費となると話は違います。
1回5,000円の施術で、”その場で”結果を出せなければ、次回来院してもらうのは至難の業です。
治療技術ではなく営業トークで来院させるところや、回数券を購入させて回数券が残っている内は来院させてているとことも多く見られます。
しかし、症状が少しでも改善しなければ、患者さんは他の院に移ってしまうでしょう。
そうならないように信頼され、通ってもらうためには、結果を出せる技術が必要だと思っています。
その場で症状を改善させるために必要なこと
治療の勉強を始めたセラピストがよく陥りがちなのが、いろいろな勉強会に参加することです。
いろいろな勉強会に参加すればするほど、治療法を学びすぎれば過ぎるほど、どの治療法を使って良いかわからなくなる、治療法ジプシーに陥ります。
その結果、何年、何十年治療家として仕事をしても、治療がまったく上手くならないどころか、「全く治せない!」という状況に。
その結果、治し方がわからないからとりあえず局所をマッサージして毎日同じことを繰り返す。
これでは一生、人を治すことはできませんし、免許を取り立ての若手施術家にすら勝つことはできません。
治療で一番大事なのは検査です。
治療法の勉強も大事ですが、一番大事なのは「検査」。
極論を言ってしまうと検査がしっかりしていれば、治療法なんて何でもいいのです。
検査さえできて悪いところがわかってしまえば、治療は鍼でもお灸でも、マッサージでも電気でも。今まで習って使ってきた方法を使えば良い。
治療方法よりも、「どこを治療しなければいけないのか?」を追求することが大事です。
治療しなければいけないポイントさえわかれば、その場で患者さまの苦しみを取ることが可能です。
多くの整骨院やマッサージ院は検査もなくいきなりマッサージしたり電気を当てたりするところがとても多い。
それでは症状は改善しません。
しっかりと検査をして治療を行えば結果は出ます。
しっかりとした検査もできないのに治療法ばかり追い求めていては絶対に治療が上手くなることはありません。
実は、私もいろいろな勉強会に参加して、治療法を追い求めていた時期がありました。
しかしある時、
「どこを治療しなければいけないかがわからなかったら、治療法を知っててもしょうがないよな~。これは使えないな〜」と、気付いてしまいました。
それ以来治療法を学ぶセミナーに行くことをやめ、正確な診断と検査ができるように腕を磨きました。
今ではどんな症状の患者さんが来ても対処できるし、その場で結果を出せるくらいになっています。
検査方法さえ知っていれば、どんな患者さんが来ても困ることはありません。