不眠の人との付き合い方
こんにちは石川です。
私は22歳の時に不眠とうつを経験しています。
そのときは不眠が今よりも一般的ではなかったため、とてもつらい思いをしました。
私だけでなく、不眠の方は、周りの友人や家族に眠れない苦しみを理解してもらえず、苦しんでいます。
眠れない苦しさと、理解されない苦しさの二重苦です。
しかし、不眠の方の家族や友人も本人とどう接していいかわからない部分があると思います。
今回は、私の不眠の経験から、不眠の人との付き合い方について解説します。
なんで寝れないの?は禁句。
常に自然に眠れているあなたからの、「なんで寝れないの?」
「普通にしていたら寝れるでしょ?」は絶対に禁句です。
寝れなくなったきっかけはわかっていたとしても、寝れない理由がわかっていることなんてほぼないですし、普通に眠れないから苦しいんです。
そして、自分が眠れるからといって、相手の気持ちを考えない無神経な言葉は、相手を傷つけてしまいます。
いくら家族や仲がいい友達でも、言われたら本気でイラッとします。
眠れないことを否定してはいけません。
大事なのは、不眠の辛さを理解してあげることです。
わたしも、不眠症に悩んでいた時も周りの友達に理解してもらえませんでした。
一人でも理解してくれる友達がいたらそこまで苦しまず生きられたかと思います。
つらいときには、理解者が必要なのです。
薬は依存と副作用があるからだめ!
「薬は依存性と副作用があるから飲まない方がいい!」は言わない方がいいです。
睡眠薬を服用して眠れるのであれば、服用した方がいいと思います。
睡眠薬を服用しなくて眠れるのであれば服用しないのが一番ですが、少しであれば睡眠薬を使うべきだと思います。
確かに睡眠薬を使っての睡眠は、自然の睡眠とは少し違って体にあまり良くない感じがします。
しかし、無理に睡眠薬を使わず、何日も寝ない方が体には良くありません。
最近の睡眠薬は副作用が少なく、依存性の少ない物がありますので、そこまで不安になる必要はありません。
ただ、睡眠薬を服用しても眠れない場合、長期にわたる服用の場合などは睡眠薬を飲まない選択もアリです。
睡眠薬を服用しても眠れないのであれば、睡眠薬が効いていないわけですし、飲む意味もわかりません。
睡眠薬を使わないのはとてもいいことですが、状況によっては使うべきですので、不用意に睡眠薬はダメ!というのはあまりよろしくないと思います。
中立を保つ
不眠の方だけでなく、つらい症状で悩んでいる人は否定してほしいわけではありません。
共感、理解してほしいのです。
かといって共感しすぎても、「お前にこのつらさは絶対にわからんやろ。知ったかするな。」と思われてしまいます。
だから中立の立場で理解してもらえることがなによりもうれしいわけです。