「マインドフルネス」をご存じでしょうか?
アメリカで生まれたメンタルトレーニング方法ですが、
元々は日本の禅を取り入れていると考えられています。
アメリカのGoogle社が取り入れたことで一躍有名になりました。
また、プロテニスプレーヤーのジョコビッチも行っていると公言しています。
マインドフルネスは、禅とほぼ同じ行為ですが、一つだけ違うところがあります。
「マインドフルネス」は、「心を整える」ことを目的に行いますが、
「禅」は「心を整える」ために行うのではなく、結果として「心が整う」ということです。
少し難しいですが、マインドフルネスも瞑想も「心を整える」という点では同じ。
心が整うことで日常生活が送りやすくなるのです。
マインドフルネスの基本概念
マインドフルネスの基本は、「今、この瞬間を意識すること」です。
私たち人間は、1日に20万回近くなにかを思い考え事をすると言われています。
そのほとんどは、過去と未来によるもの。
それにより怒りや不安が生まれ、その感情に支配されてしまうのです。
今、この瞬間だけを意識することで、考えごとができなくなるため、
注意力や集中力が高まり、不安や怒りの感情を落ち着けることができます。
それだけでなく、心に 余裕ができ、感謝の気持ちが芽生えたり、他者に寛容になれるのです。
マインドフルネスのメリット
心に余裕が生まれ、他者との関係が円滑になる
感情に流されず、物事に集中できるようになる
ネガティブな感情に支配されず、満ち足りた気分になる
自分を観察することで、体の不調に気づくようになる
不安や怒りが鎮まり、心がおだやかになる
瞑想トレーニング
マインドフルネスで一番有名で簡単な方法はマインドフルネス瞑想です。
しかし、これは一般的に座って行うもので、気軽に行うことができません。
だから私がおすすめしたいのは、寝ながら行う瞑想です。
これは布団に入った直後から気軽に行うことができるので、不眠の方に向いています。
方法
仰向けになり、足を肩幅に開いてリラックスできる姿勢を作ります。
目を閉じ、ゆっくりと鼻から吸って鼻から吐く呼吸を始めてみましょう。
このとき、無理に吸ったり無理に吐く必要はありません。
呼吸に意識を向け、お腹がふくらんだり、へこんでいく動きを観察してみましょう。
慣れてきたらお腹だけではなく、頭や肩などの動きを感じながら呼吸をしてみましょう。
呼吸に意識を向けたまま瞑想を続けてください。
気分が落ち着くまで行いましょう。
これを行っている自然と眠れることもありますし、眠ることができなくても、心をリラックスさせることができます。
注意点は、頭で考えすぎないことです。
頭で考えてしまうと集中ができません。できるだけ頭で考えないようにしましょう。
瞑想中は、頭で考えたり判断するのではなく、体で感じることが大事です。
自分の感覚を感じるままに受け取りましょう。
それが、今に集中する近道です。