冷え性は健康の大敵。ぐっすり眠れる温活健康法
こんにちは、石川です。
寒いこの季節、冷え性に苦しんでいる方も多いのではないでしょうか?
暖房機器の設定を強くしても末端は冷えるし、寝むれないしで大変な思いをしていることと思います。
冷えでお悩みの方の多くが、体温を調節する力が弱まったことによるものです。
それにより適度な温度をキープすることが難しくなり冷えを感じやすくなっています。
体温を適温に保つには、熱を作って、運んで、キープする機能が正常に働くことが必要です。
今回のブログではその辺を詳しく解説していきます。
体温を適温に保つシステム
体の熱はどこから?
そもそも私たちの体の熱はどこからくるのでしょうか?
基本的には筋肉によって熱が作り出されたり、食事から体内に吸収された栄養素が分解されたときに熱が生じます。
運動後や食事後に体が温まるのはそのためです。
寒いときにからだが震えるのは、筋肉を動かして熱をつくりだそうとしているから。
ちゃんと意味があるんです。
熱を運ぶ
作り出された熱は、血液によって全身に運ばれます。
ですから、ドロドロの血液や貧血によってヘモグロビンが不足した血液では、血液を体中に行きわたらせることができません。
だから血行不良が起こると体が冷えてしまいます。
また、体が冷えると免疫力も低下しますので、できるだけ体を冷やさないことが健康を維持するために必要です。
体温をキープする
体温をキープする作用は主に汗腺によって行われます。
人間の体は、暑ければ汗を出して体温を下げようとします。
逆に寒ければ汗腺を収縮させて汗が出ないようにするのです。
寒いときに鳥肌(さぶいぼ)が立つのはこのため。
汗を出して体温を下げるか、汗を出さないように調節するのが自律神経です。
自律神経が上手く働かなければ、適温をキープすることができません。
また、寒さや恐怖は交感神経を緊張させてしまうので、不眠などにつながりますので気をつけたいところです。
冷えのタイプ
血行不良タイプ
血行不良が原因で体に血が流れないタイプです。
末端冷え性の方に多く、手足の血管が常に縮まってしまっていて血液が流れないので手足が温まりません。
手足の血管の縮みも原因ですが、血液の粘度、血液の成分に原因があるかもしれません。
代謝が低い女性、貧血の女性に起こりやすい冷えのタイプです。
運動不足タイプ
運動不足によって筋肉から熱を産生できないタイプです。
運動不足と筋肉が少ないことによって熱を生み出す力が不足していますので、軽い運動や筋トレで基礎代謝を上げることによって対処できます。
ストレス抱え込みタイプ
現代社会はストレスを避けて通れません。
ストレスを受け続けると交感神経が常に緊張して自律神経が乱れます。
その結果、血流が悪くなり体の不調が起こってしまうのです。
ストレスをため込まないこと、ストレスを感じないような思考になることが理想ですが、それもなかなかできることでもないので、適度な運動で体を動かすことでストレスが減少します。
また、笑うことも有効です。
笑うことでストレスホルモンが減少し、ストレスが減ると言われています。
冷えによる健康障害
全身の冷えが起こると、体にさまざまな症状が出てしまいます。
女性であれば月経不順や不妊が起こったり、肌荒れやシミ・シワの原因になってしまいます。
また、体が冷えて血流が悪くなると顔がむくむ原因にもなるのです。
そして何よりも、免疫力が低下したり、内臓に不調が起こってしまいます。
ウィルスや細菌の侵入を防いでくれる免疫力は、体温が1度下がると30%も機能が低下することがわかっています。
免疫力が30%低下すれば、いままではなんともなかったウィルスや細菌にも負けて大病しかねないと言うことです。
逆に体温が1度上がると免疫力が5〜6倍上がると言われています。
体温を正常に保つことができれば、免疫が正常に働き健康生きることができるということです。
家でできる簡単冷え性ケア
まずは冷やさないことが大事
まずは体が冷える前に温めることが必要です。
寒いけどおしゃれのためにはしょうがないという気持ちもわかります。
しかし、おしゃれを優先して体調を崩してしまうのもどうでしょう。
だから極力暖かい服装をするべきです。
一枚多めに着るとか。
インナーに暖かい物を着るというのアリだと思います。
体温を生み出す筋肉はすぐにはつきませんので、暖かいインナーに頼るのもアリです。
首とお尻を温める
首とお尻の真ん中からは副交感神経が出ています。
お尻の真ん中には仙骨という骨があります。
仙骨は骨盤を作る骨ですが、そこから副交感神経が出ているのです。
だから仙骨付近を温めることで血行が良くなり自律神経も整えることができます。
また、首からも副交感神経が出ていますので、首を温めるのも有効です。
温め方は、熱めのシャワーでもドライヤーでもカイロでも湯たんぽでも首と仙骨が暖まればOK。
足湯をする
足湯も有効です。
足湯は、足先だけでもいいのですが、膝下から行うのがいいと思います。
できれば深めの容器で行うのがおすすめです。
適温よりも少し高めのお湯で継ぎ湯をしながら数分間足湯をしてください。
数分後に足を出したときに赤くなっていない方がおると思います。
そちらの足をもう一度1〜2分温めます。
左右ピンク〜赤の色に変化したら足湯終了です。
足湯を行うことで、体が温まりますし、心と体がリラックスして眠りやすくなります。