シナモンミルクで不眠を改善
こんにちは、鍼灸師の石川です。
寝る前にはホットミルクを飲むとよく眠れると言われていますが、寝る前のホットミルクで睡眠の質が良くなることはありません。
睡眠の質が良くなることはありませんが、
温かい飲み物には、体をリラックスさせる効果があります。
そのため、寝つきを良くするには有効です。
温かい飲み物を飲むと、体温が上昇します。
その体温が下がっていくときに自然な眠気が発生します。
だから寝る前のホットミルクはアリです。
でもどうせなら睡眠の質を向上させる飲み物を飲みたいですよね。
牛乳が苦手の方や、ホットミルクの匂いが苦手という人もたくさんいますし。
今回は、睡眠の質を向上させるホットドリンクをご紹介。
シナモン+牛乳で不眠を改善
毎日なかなか寝付けず、どうにかしたいとお悩みの方におすすめなのが、やっぱりシナモンです!
もしかすると寝付けない時にはシナモンがいいと、聞いたことがある人は多いのではないでしょうか?
シナモンのいい香りや漢方薬にも使われる成分が、自立神経を整え、気分の落ち込みやイライラを抑え、心を体をリラックスさせてくれます。
寝る前には「シナモン牛乳」がおすすめです。
シナモンの効果
シナモンは、誰でも知っているスパイス。
京都の銘菓「八つ橋」でもおなじみのニッキ味にも使われるほど。
シナモンは古代エジプトからの香辛料で、東洋医学では昔から桂皮といわれ漢方薬として使われています。
薬効の幅が広く、免疫力を回復させたり、胃腸の機能を整えたり、血液循環を改善する作用があります。
もちろん、自律神経を鎮めてリラックス効果を高める働きもある万能漢方薬です。
だから、不眠や疲れ、更年期などで気持ちがイライラしているときに、シナモンの香りをかいだり食べたりすることで気持ちが落ち着きリラックスすることができます。
また、シナモンは抗酸化作用を持つスーパー香辛料。
抗酸化作用とは、体が酸化してサビがつくのを防ぎ、老化しないようにする働きです。
さらに、血液 をサラサラにする働きがあるので、動脈硬化や高脂血症 などの予防効果も期待できます。
血液の循環をよくすることから、冷え性にも効果があると考えられています。
そんなスーパー香辛料のシナモンですが、
ホットミルクに加えると、味にアクセントがつき味が引き締まります。
最近ではシナモンパウダーやシナモンシュガーがスーパーなどで手軽に購入できますのでおすすめです。
中でも私のおすすめは、無農薬で有機栽培されたシナモン。
やはり口に入れるものですから安心できるものがいいですよね。
無農薬で有機栽培なので香りがとてもよく、仕事中にリラックスするためにシナモンスティックを常に持ち歩いています。
牛乳が苦手な場合は・・・豆乳
牛乳が苦手な方は、牛乳を豆乳に変更しましょう。
豆乳に変更する最高のメリットは大豆イソフラボン。
豆乳に含まれる大豆イソフラボンは、女性ホルモンと似た構造を持っているので、女性ホルモンと同じ働きをします。
そのため、美容にも健康にも効果的です。
それだけではなく、ホルモンバランスを整えるので、月経不順や月経痛の改善も期待できます。
男性の場合は前立腺肥大や前立腺がんの予防にも有効と言われています。
至高のホットシナモンミルクの作り方
材料:
- 牛乳or豆乳 180ml(アーモンドミルクやココナッツミルクもおすすめ)
- 1〜2本のシナモンスティックまたはシナモンパウダー(お好みで調整)
- 1ティースプーンの蜂蜜またはメープルシロップ(甘さの好みに応じて調整)
- 1/4ティースプーンのバニラエッセンス(お好みで調整)
手順:
- 中火にかけた鍋でミルクを温めます。ミルクが温かくなるまで加熱し、沸騰寸前まで温めます。
- シナモンスティックをミルクに加えるか、シナモンパウダーを振り入れます。お好みでバニラエッセンスも加えます。
- ミルクが温かくなったら、混ぜながら蜂蜜またはメープルシロップを加え、甘さを調整します。
- シナモンの香りが広がり、ミルクがしっかり温まったら火から下ろします。
- カップに注いで、お好みでシナモンパウダーを振りかけて完成です。
シナモンの香りとミルクのまろやかさがあなたの気分を落ち着けてくれるでしょう。
精神的なイライラも鎮め、不眠の改善も期待できる、「シナモン+牛乳or豆乳」を、試してみてはいかがでしょうか?