コップ一杯の水が宝物
寝ている間に水分が失われています。
何年か前にそういうCMが流行りましたが、事実です。
といっても大人は赤ちゃんほど寝汗はかきません。
しかし、日中に抑制されている汗腺の活動が、寝ている間大脳皮質が休まると抑制がとけ、汗腺の活動が活発化すると言われています。
それにより体の中の水が汗や尿として出してしまうと、血液の水分が少なくなり血液がドロドロになります。
それを防ぐために大切なのが水分補給。
運動する前後、入浴前後などに水を飲むのは、血液をドロドロにしないようにするためでもあります。
だから睡眠前にも水分が必要です。
アルコールではダメ。
睡眠の前に水分をというと大人はアルコールを思い浮かべがちです。
水代わりにビールでいいかというと、そんなことはありません。
ビールなどのアルコールには利尿作用があるため、飲んだビールの水分よりも多量の水を尿として出してしまいます。
それだけでなく、夜中にトイレに行きたくなって目が覚めてしまいますし、
利尿作用によって体の水分が少ない状態で血圧が上がったり血流が増えたりするのも体にはよくありません。
だから、アルコールではなく水が必要です。
コップ一杯の水で十分
水って味がないからそんなに飲めないですよね。
私も水よりも味がついてる飲み物とかお茶を飲みがちです。
水が一番いいのですが。
でも、よく1日2リットルの水を飲みなさいとか言っている人がいますが、あまりおすすめしません。
体がむくむだけです。
確かに水分は必要ですが、2リットルは多過ぎ。
水以外に、お茶とかお味噌汁を飲みますし。
それプラス2リットルはさすがに多いと思います。
体を動かす仕事であればいいと思いますが、
デスクワーク中心の人であれば、1リットル程度でいいのではないでしょうか。
私はほとんど水分を取りません。
トイレが近くなると言うのもありますが、水分取りたいなーと思うことがないので飲みません。
でも特に支障ありませんし、何か体に影響が出ているわけでもありませんし。
水分は、飲みたいときに飲むのが一番いいと思いますけど。
でも、寝る前の水分は取りましょう。
コップ1杯だけでいいので。
100〜200mlほどでOK。
寝る前に水分を飲むとトイレが近くなるから嫌という方もいますが、
近くなるのであればもっと少ない量で大丈夫です。
睡眠中は無意識に水分が失われているので、事前の対策が必要になります。
この水分は寝つきをよくすると言うよりも、体の水分が減ることによって起こる二次的な病気を防ぐ意味があります。
高血圧で太りすぎ、油っぽい食べ物やお酒が大好きという方は、水分不足により心臓や脳血管の病気が起こりやすいので要注意です。